電気脱毛
電流を使用した方法として、電気分解法、熱解離法、ブレンド法があります。
電気分解法
1875年、アメリカのミズリー州セントルイスの眼科医が、逆まつ毛の脱毛に開発したのが始まりです。この方法は、直流電流の電気分解作用によって出来た化学物質(アルカリ)が毛包組織を破壊するというものです。電気分解法は確実性は高いが、時間がかかるという欠点がありました。(熱解離法に比べて)
熱解離法
1923年、フランスで高周波電流を使い、その摩擦熱を利用し毛包組織を破壊する熱解離法が開発されました。この方法は時間はかからないものの、再生率が高いという欠点がありました。(電気分解法と比べて)
ブレンド法
1948年、アメリカで電気分解法と熱解離法の長所を利用したブレンド法が開発されました。熱解離法の時間(スピード)内に電気分解法の効果(確実性)を発揮させるという方法で、現在最も安全で確実な方法として、多く普及しています。しかし、高い技術力が要求される為、脱毛業界では認定制度を設け、認定脱毛師の育成に取り組んでいます。
光・レーザー脱毛
レーザー脱毛
1995年、アメリカのサーモライズ社により発表され話題になった脱毛法。皮膚にあるメラニンという黒い色素に反応するレーザー光(単一の波長の単色光で真直ぐに進む)を照射し、熱で毛包組織を破壊する方法です。(医師又は、医師の管理下のもとで行います。)
光脱毛
1998年頃より日本で行われるようになった脱毛法。皮膚のあるメラニンという黒い色素に反応する光線(可視光線・色々な波長を含む光線にフィルターをかけ、黒い色に反応する波長だけを取り出したもの)を照射し、熱で毛包組織を破壊する方法です。(医師又は、医師の管理下のもとで行います。)